PA.HE.KO Collection

design by Simone Viola, 2016

 
Pahekoはマオリ語で「組み合わせ」という意味があります。本質的でありながら簡略化されない大きさで、典型的な花瓶や円柱、柱頭として記憶に刻まれているなじみ深いかたちを思い起こさせます。Pahekoは、パッと見ただけではその使い方がよくわからないアイテムだからこそ、時と場合によってさまざまな使い方を自由に提案できます。本を載せてベッド脇に置けばナイトテーブルに、プールサイドでカクテルを楽しむ時には屋外テーブルに、室内やバスルームではスツールに、レストランやカフェでは手荷物置きにもなるでしょう。かたちを変え、上下を逆さまにしても使えて、空間に溶け込みます。その大きさは、21世紀のミニマリズムなデザインと1980年代のネオクラシカルスタイルが混じりあった、流行に左右されない調和を生みだしています。上下の面は逆さまにしても使用できるデザインになっていて、全5色のジョイントリングを変えれば最大30パターンの組み合わせが可能です。ホワイトまたはブラックのポリプロピレン製で、軽量ながら極めて丈夫なので、屋内・屋外問わずさまざまな用途にお使いいただけます。やりたいことに合わせた使い方ができるのが、Pahekoの魅力なのです。

PA.HE.KOコレクション、シモン・ビオラ(Simone Viola)デザイン

シモン・ビオラはスイスのメンドリジョで1985年に生まれました。
プロダクトデザインの真髄をミラノで習得し、さまざまな建築およびデザイン研究における協力を通して、彼はスイス国内外で経験を積んでいます。2011年、家具などの産業プロジェクトに重点を置いたシモン・ビオラ・デザインスタジオを立ち上げました。彼の理念はプロジェクト開発関連の材料や技術面の研究にあり、歴史的及び芸術的な引用によって概念的に導かれています。このアプローチは、現代デザインとの最も自然なつながりを生み出し、流行の表現としてではなく、形と利用用途がうまく結びついたモノが表現されています。やわらかく自然で上品な形状と、ディテールにまで行き届いた配慮が彼の作品の特長です。開発において試行錯誤を続けることで、高品質で幅広く融通の利く製品の実現が可能になっています。

PA.HE.KO Collection configurator